Q1 |
どうして大規模修繕が必要なのですか? |
A1 |
コンクリートの建物はたいへん丈夫で、60年以上の寿命が見込めるとされていますが、雨・風・紫外線などにさらされ続けることで徐々に劣化が進んでいきます。美観・安全性・使いやすさを維持するためには、やはり定期的なチェックと修繕工事が必要です。大規模修繕を10年~15年おきに行うことが、住みやすさだけでなく資産価値の向上にもつながります。 |
Q2 |
マンション大規模修繕の費用(予算)はどのくらい掛かるでしょうか? |
A2 |
建物に入居している戸数あたりの単価が目安となります。目安として100万円程度(80万円~120万円)/戸が平均と云われています。マンションの規模・建物形状の複雑さ・使用する材料のグレード・施工方法などにより大きく変動します。 |
Q3 |
大規模修繕工事を検討するにあたりまずやることは? |
A3 |
まず必要なのは建物の現状把握です。弊社ではまず無料の簡易調査を行い、危険度を含めた劣化状況の報告を行います。その後、必要に応じた本調査を経て修繕プランや共通仕様書(工事項目)の作成と進んでいくのが一般的です。 |
Q4 |
大規模修繕工事の期間は? |
A4 |
調査診断や設計など準備期間を含めると1~2年かけることも珍しくありません。総会(臨時総会)などで意見を出し合ったり、何かを決定するとなると、思いのほか時間がかかるものです。スムーズに計画を進めるために、修繕委員会を立ち上げたり、外部のコンサルタント(設計事務所や管理会社など)を使うこともあります。工事自体は、規模にもよりますが3カ月~5カ月程度が一般的です。 |
Q5 |
工事業者はどうやって選べばよいのでしょうか? |
A5 |
一般的には見積金額・工事実績・企業信頼度などを基準に数社を比較検討することになります。相見積の際は、まずは共通仕様書を決定し工事項目・仕様・工法・数量など、同じ条件で比較することが大切です。また工事完了後も長期の保証をベースに、その企業とずっと付き合っていくことになります。安ければよいではなく、かかりつけの医者のように末長く信頼して任せられる企業を選ぶことがポイントです。 |
Q6 |
具体的にどんな工事をするのですか? |
A6 |
建物の劣化状況や御予算、また居住者の皆様のリクエストに応じて工事内容を決定します。
- 1)仮設工事
- 外壁足場や現場事務所など本工事のために必要な仮設備を設置する工事
- 2)下地補修工事
- コンクリートの躯体やタイルなどの仕上げ材の、劣化部を補修する工事
- 3)外壁仕上工事
- 外壁タイルや外壁塗装の洗浄ややりかえなど、化粧直しを行う工事
- 4)シーリング工事
- 外壁の継ぎ目や建具廻りなどの防水充填剤を更新する工事
- 5)鉄部塗装工事
- 扉や配管などの鉄部に、錆止めを施し塗装を更新する工事
- 6)防水工事
- 屋上やベランダ、・廊下・階段などの雨漏り防止のため防水を更新する工事
- 7)駐車場工事
- アスファルトや駐車ライン・フェンスなどを補修する工事
- 8)照明工事
- 共有部の照明のLED化など照明器具の更新をする工事
- 9)その他工事
- 防犯カメラや手すりなど、補修や改善のための工事
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